by wanko-qoo
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NHKドキュメントで松田○子特集を見た。
45歳の年齢であの体型を保ち、お人形のような服装で慣れ親しんだ流行歌を披露する姿は見ていて「可愛いなー」とは思う。どっちかというと「好き」な方だ。でもそれは○○ちゃん人形を着せ替えする楽しさと同種のもので、それ以上ではない。だから、30代後半から40代の女性があれほど熱狂的に彼女を支持する気持ちがあまりよく理解できなかった。 番組で何度も繰り返していたとおり、バッシングに耐え、子供を産んでもなお「好きなこと」をし続ける彼女に「憧れ」を抱くという流れはわからなくもない。でも私はなぜか、彼女には共感できない。 娘さえもが、言い方は悪いが、後から彼女の性格に幅を持たせるために作られたキャラクターのようだ。娘の初めてのステージに一緒に立って泣く。別れ際に抱き合う。彼女とそっくりの口調と、そしてさらにアイドル風の化粧で「淡々と」母のことを話す娘。 ここではこうして欲しい、というまるで万人共通の思いが彼女と彼女の周辺を作り上げてるみたいだ。 もちろん、間違いなく彼女は生身の人間である以上、私などの普通の人間には考えられない思いをしながら現在の地位を築いていることだろうが。 「だってすべてが(演じてる)感じなんだもん」 そういうと珈琲を飲みながらスポーツ新聞を読んでるさとちんが、アイドルなんて虚像なんだから当たり前じゃんと言った。 虚像を貫き通しているとこはさすがにすごい。どこを切ってもスーパースター松田○子。そんな彼女に「憧れる」という意味で、何もしてない人が支持するならまだわかるけど、結婚してて子供もいて、会社も経営してたりする人が熱狂的に好きなんだよ? 「がんばってるからこそしんどいことも多いからだよ。がんばってる一方で満たされない部分があるから。頑張り続けるために何かが必要なんじゃない?」 確かに、彼女の歌を聴き続ければずっとテンションあげていられるっていってた人がいた。 「信仰といっしょだよ。神だって同じようなもんだろ」 うーむ。そうか。神様だって、万人の「こうあってほしい」って願いの集合体みたいなもんだもんね。あそこまでいくと「リアルじゃない」とかいわないし。だって「人間じゃない」から。はー・・・松田○子は偶像なのか。なるほど。 そんな話を、今朝朝御飯食べながらしました。 *** いずこの赤ん坊も寝相の悪さは共通なのでしょうね。 最初はまんまるく、 途中、無防備に仰向けになって、 最後は逆さまになります。
by wanko-qoo
| 2007-04-10 13:28
| 日常
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