by wanko-qoo
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ソルファ
ASIAN KUNG-FU GENERATION / / KRE 黒板や磨りガラスを爪で引っ掻いたような音(ここまで読んですでにあの音を思い出して不快になった方もいると思います。ごめんなさい)がほとんどの人にとって不快だと感じられるのは、私たちがまだ猿だった頃、敵を威嚇したり、闘う時に発ししていた「声」と同じ周波数だから、という話をどこかで聞いたことがあります。闘わなければならない存在を感じて不快になるという本能がDNAに刻まれているのだそうです。 私はアジアンカンフージェネレーションという人たちが好きなのですが、中でも「サイレン」とか「ワールドアパート」とかが特に好きで、なんで好きなのかと漠然と考えていて、それは【シャウト】があるからなのだとある日、気づきました。 【シャウト】。いろんな人がやってますが、長○剛さんのとかはだめなんですね。それはシャウト以前に音楽性が好みではないという別の問題でもあると思うんですが、アジカンの場合、【シャウト】があるためにさらに好きになったような気がします。元々、【シャウト】するような音楽は好みではない、という感覚が自分の中にあったのですが、アジカンの【シャウト】を耳にすると、胸の奥がチリチリとなります。i-podで「ワールドアパート」を聴いていたら、【シャウト】の部分を無意識に何度も聴き返したりしてます。 かつて、フォークの王子様という代名詞で呼ばれていた吉田拓郎さん全盛期の頃、やはりたくさんの人たちが彼の【シャウト】に胸を打たれた、といっていたという話を聞いて、「やっぱシャウトか!」と思ったわけです。理屈はわかりませんが、【シャウト】にはなんかある。たぶん、DNAに刻まれたなにかが!・・・と思っているカナでございます。 ネットで検索すると『【シャウト】=「shout」で、大声で喜怒哀楽を表すことが語源。叫ぶ、怒鳴る、がなる、怒鳴るような叫び、何かを求めて、訴える、というような意味合いが含まれる』と書いてありました。「何かを求めて、訴える、意味合いが含まれる」ということから、今の時代にはあまり使われない歌唱法らしい(まさに吉田拓郎時代にうってつけ)ですが、そういう意味ではアジカンという若い世代の人たちが使っているのは不思議であるとともに、改めて「何かを求めて、訴え」ているその部分が心に響くんだろーな。 ちなみに歌唱法としては「シャウトしても、つぶれない・くるわない・とぎれない」というのが大事だそうですが、好きだからといってカラオケでこれらの曲を歌うとうまくシャウトできないので全く曲の良さを感じられません。ていうか、別の曲になります。かえってイライラします。気分は「叫んで」いるんだけど、実際の【シャウト】はほんとに難しい。
by wanko-qoo
| 2007-09-25 11:44
| 日常
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